Elecom WDC-150SU2MをUbuntu 14.04 LTS に挿す

また古いWinddowsXPパソコンのUbuntu化のお話です。普段なら旨い酒が呑めるなんて程度のオファーじゃ引き受けないんですが、今回は会社の役員でもある叔父の依頼なので点数を稼いでおくことにしました。今回、相手にするブツはこれです。

fmv

対象 富士通 FMV LX50M(TV内蔵17型液晶一体型 CeleronD2.93GHz RAM1GB HDD250GB DVDマルチ)
UbuntuOS Ubuntu 14.04 LTS 日本語 Remix
無線LAN子機

あらら、TVチューナーが付いてて、キーボードが無線接続。カードBUSポートが2つある。パソコンと家電が融合した製品。私に言わせてばゲテモノです。2005年はまだこういうのが売ってたんですね。

パソコンの置き場所にはLANケーブルが届かない。インターネットに繋ぐときにはスマホでテザリングすればいいのだけど、パソコン本体に無線LANインターフェースがない。いつものことです。まぁ、この程度のことでは驚きません。近所の電気屋でUSBタイプの無線LAN子機(WDC-150SU2MBK)を購入。しかし叔父はこれが無線LANの子機だと言うことが信じれれないらしい。たしかに他の製品に比べて見かけもアンテナっぽくない。予想していた値段よりも安価すぎることも不安らしい。値段の違いは通信速度と電波の飛距離だし、パソコン本体に処理能力が低いから、WDC-150で十分だと説明したのだけど、私が適当なことを言ってようみえるらしく納得できてない感じ。せめて1ランク上の製品を買おうとするのを制して買い物は終了。別に私もいい加減に選んだ訳じゃありません。電気屋の売り場についてからスマホで型番をググったら成功したっぽいこと書いてるブログの記事があったので、やればできるはずだという見込みがあった。セットアップは私がやるのだから手順の中にコマンド操作があっても問題じゃない。自分の経験から言ってNICの相性に製品の価格は関係ないですから。

部屋に戻るとすぐにFMV LX50MのドライブにUbuntuのCD(DVDだけど)を入れて起動。BIOSを弄ってないのにブートストラップを読み込みを始めた。そのまま放置。
しばらくすると起動音と共にUbuntuが起動した。パソコンのデータバックアップはなし(本当にいいんですかねぇ)。HDDを初期化、Ubuntuをインストールを開始。

型番をキーにしてググるといくつも情報がヒットした。Raspberry Piでやった人もいるのか。ドライバーを入手する必要がある。自分のMacbookでダウンロード、USBメモリにコピーする。
$ git clone https://github.com/lwfinger/rtl8188eu
gitからソースが持ってこれるのはいいね。cloneしたrtl8188euフォルダを丸ごとUSBメモリにコピーする。

FMV LX50Mに戻り、タイムゾーンやパスワードの設定をしてUbuntuのインストールを終わらせてしまう。
インストールが終わるまで30分はかかるはずなので、箱から丁寧にWDC-150を出してUSBポートに挿す。箱と付属品は無くさないように取っておく(ヤフオクで売るときに要る)。
注意:WDC-150はでっぱり部分が小さく形状も丸い。一度USBポートに挿してしまうと手では抜きにずらい。

Ubuntuのインストールが終わったら、USBメモリのrtl8188euフォルダをホームディレクトリーにコピー。このあとはパソコンのtermで作業する。

$ pwd
/home/ubuntu
$ cd rtl8188eu/
$ make all
$ sudo make install
$ ls -l 8188eu.ko(makeが成功したことを確認する)
$ sudo insmod 8188eu.ko
$ lsmod | grep 8188(モジュールの追加が成功したことを確認する)
8188eu 671710 0
$ iwconfig
wlan0 unassociated Nickname:”<WIFI@REALTEK>”
Mode:Managed Frequency=2.412 GHz Access Point: Not-

これでウィンドウマネージャで受信範囲にあるWifiスポットのSIDが表示されるようになる。
あとはSIDを選んでパスワードを入力。Wifi接続ができた。

インターネットに繋がったら何はともあれシステムを最新化する。
$ sudo apt-get update

また、しばらく放置。ダウンロードに時間がかかったが無地に終了。
簡単にUbuntu Unityの操作の説明。とは言ってもWebブラウザとシステム終了のアイコン、IMEのオン/オフのキーだけ教えて終わり。

lan_port

なんかGUI操作の反応も悪い。叔父はもともとインストールされていたWindows XPで使っていたときより早くなったと言いますが、新規でUbuntuをインストールしてシステム環境が処理がキレイになったのでそう感じるだけ。買ってきた無線LANの子機は最初に何もせずにUSBポートに挿しただけではlsmodコマンドでも認識してなかったのだが、実際に手順通りに設定をして通信するところを見た瞬間に不安があったことんなて忘れてしまってましたよ、二人ともね。

Ubuntu CDがプライベートでも役にたった

連休でUbuntu CDが大いに役に立ちました。 Lunixを使える人は、お出かけのときに、荷物にUbuntu CDを忍ばせておくとヒーローになれるかもよ、ってお話です。

Ubuntu Desktop 日本語 Remix
https://www.ubuntulinux.jp/
注意:Ubuntu CDといいながら、UbuntuのサイズはCDの容量(700MB)を超えてます。記録媒体にはDVDが必要です。

家庭で使われているパソコンはたいていノート型パソコンです。DVDドライブ、USBと無線LANアダプタが内蔵されてるので、Ubuntu CDが適応できる範囲は広い。Ubuntu CDの起動は簡単でパソコンのDVDドライブにUbuntu CDを入れて電源を入れて待つだけ。スマホでテザリングしてWiFiでインターネット接続。標準搭載のWebブラウザ(FireFox)から各種Webサービスが使えた。DVDドライブから起動しているのでパソコンのハードディスクのファイルが壊れてても、ハードディスクそのものが故障していてもUbuntu CDの使用に影響はない。UbuntuはFAT32やNTFSなどのWindows系のファイルフォーマットをマウントすることもできるので、起動しなくなってしまったパソコンからCD起動し、ハードディスクのデータをUSBメモリにサルベージするという使い方に利用できる。

Ubuntu CD起動が便利だった点
USBブートなら携帯性は抜群、音は静かになります。しかし起動と動作は数倍遅い。とてもじゃないですが実用に耐えません。ポータブルハードディスクから起動させれば、騒音と反応遅さは解消されます。しかし、これにも問題があって、CDやUSBに比べると媒体として堅牢さに欠けるし衝撃に弱いの雑に扱えない。いざという時に壊れているかもしれないし、出番があるかのかどうかわからない物に投資するには価格が高すぎる。Ubuntu CD起動なら媒体1枚あたりのコストが安価。ハードケースに入れておけば引き出しやカバンに入れっぱなしにしてても壊れません。いつもTDKの「超硬」シリーズを使ってますが、この連休に使ったUbuntu12の媒体も2年前に焼いたものだけどサルベージ作業できました。

やっとデータをサルベージした話です。パソコンの型番は控えてないですが、富士通のFMVでした。新しいパソコンも買ってある(割と頻繁に買い換える人です)。データの引っ越し用にUSBメモリを買ったのに、元側のパソコンでWindowsが起動しないのでコピーができないでいた。販売店の修理にだすとハードディスクのデータは消えてしまう。今までデジカメで撮った旅行の写真があるので諦めきれない様子。電源を入れみたら、起動してデスクトップが表示されたあたりで固まってしまってました。実は裏側でノロノロと起動処理は動いていたのですが、あまりに時間がかかっていたのでフリーズしたと思って電源プッチンしていた。
そこで私が物は試しにとDVDドライブにUbuntu CDを入れて再起動。国産のノートパソコンだと未対応だろうとあまり期待はしていなかったんですが、数分で起動音が鳴って、いつものX Windowsマネージャーが表示された。これはいけるかもしれない。内臓ハードディスクとUSBメモリをマウントさせる。ここから先は持ち主に自分でオペレーションしてもらう。ハードディスクから写真らしきファイルを見つけてはUSBメモリにコピーをしていく。もともとマシンのパワーは十分あるのでUbuntuで起動してからサクサクと動く。最後にUSBメモリをアンマウントして、新しい方のパソコンへ移したら完了です。

媒体ラベルにギークなアートワーク素材を印刷しておくと、いざという時に見つけやすいです。
ubuntu dvd Cover

ちなみに私はパソコンの修理、セットアップのオーダーはお受けしておりません。Ubuntu CDが欲しい方はこちらまで取りに来ていただければ実費でお作りします。